『瓔珞<エイラク>〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜』(原題:延禧攻略)と『如懿伝 〜紫禁城に散る宿命の王妃〜』(原題:如懿传)は何度も再放送される中国ドラマの名作です。
登場人物のほとんどが共通するにも関わらず、異なる視点で描いているため、同一人物と思えない役がたくさんあり、私は最初とても混乱しました。
名前も微妙に違ったりするんですよね…
私以外にも困っている人がいるのでは?と思い、登場人物・キャストの対比を書きはじめました。役柄と俳優さんの出演作品も紹介しています。
これを見れば、演じている俳優さんの情報もインプットできるので、両作品の鑑賞のお役に立つはずです。
「今度は何を見ようかな!」と思っている人の参考にもなると思うよ
主要な登場人物・キャストの比較は古株編をご覧ください。
それでは乾隆帝の妃嬪の登場人物・キャスト比較②いろいろ編を書いていきます。
キャスト比較・中堅から新人まで
乾隆帝には19人の后妃がおり、嬪・貴人・常在・答応は20名以上いました。
多すぎるやろ!
令妃(孝儀純皇后魏佳氏)
瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜
魏瓔珞(繍坊→長春宮→辛者庫→長春宮→円明園→延禧宮)
このドラマの主人公。宮中で仕えていた姉の不審な最期の謎を暴くため女官になった。機転が利き、正義感が強いため、多くの妃嬪を敵にしながらも皇帝の寵愛を手にしていくその手腕は見事!
演じているのは…呉謹言(ウー・ジンイェン)
中央バレエ団に在籍していただけあって、立ち姿も美しいですね!代表作品は『コウラン伝』《烽火佳人》『尚食』等。《伝家》では中華民国時代の美しいチャイナドレス姿を披露。
プライベートでは2024.9.13に『瓔珞』で共演したホン・ヤオ洪堯さんとの結婚を発表しました。姉の仇・弘昼を演じていた俳優さんです。『君子盟』では主人公・蘭珏の親友・王硯を演じていました。
呉謹言さんは中国の俳優さんとしては珍しくインスタグラムをやっています。
如懿伝 〜紫禁城に散る宿命の王妃〜
衛嬿婉(永寿宮)
冷宮で如懿を助けた凌雲徹の元彼女。状況次第で利のある方を選ぶ野心家。かつての恋人・凌雲徹とはお互いに少し未練が残っているような?
演じているのは…李純(リー・チュン)
上海バレエ団に在籍していましたが、北京電影学院に合格し演劇への道に進みます。中国の俳優さんは舞踏系出身の人が多いですね。李純さんは『花千骨』『慶余年』、映画:『三生三世十里桃花』に出演しています。孫紅雷さんの《新世界》では上海電視節の白玉蘭奨の最優秀助演女優賞にノミネートされました。宋軼・余詩曼さんと共に主演している《今天的她們》も公開が待たれます。
『慶余年』は2021.6からCSチャンネル銀河で放送があり人気がありました(すでに放送終了)。寒香見(李沁)と嘉嬪(辛芷蕾)、陳情令の肖戦さんも出演していた『慶余年』のチャンネル銀河の公式サイトはこちらです↓
舒妃(葉赫那拉氏)
瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜
納蘭・淳雪(景仁宮)
高貴妃の派閥に入って、小さな悪だくみに加担するが、全ては乾隆帝の寵愛を受けたいがため。その努力が空回りすることも…。瓔珞とは仲が悪い。
演じているのは…李春嬡(李明珠)(リー・チュンアイ)
《煎餅侠》『三国志~趙雲伝~』『コウラン伝』『楚嬌伝』等に出演。『君、花海棠の紅にあらず』では主人公に献身的に尽くす小来を可憐に演じています。
如懿伝 〜紫禁城に散る宿命の王妃〜
葉赫那拉・意歓(儲秀宮)
皇太后のコネで後宮入りしたのは、乾隆帝に一目惚れしたからだった。皇太后の政治的意図を無視して乾隆帝に一途に尽くし、十皇子をもうけるのだが…。如懿とは仲が良い。
演じているのは…陳昊宇(チェン・ハオユー)
《熱血高校》、2020にwowowで放送された『九州縹緲録』、『失踪人口』など話題作に立て続けて出演している今注目の俳優です。
容妃(和卓氏)別名:香妃
瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜
鈕祜禄・沉璧(麗景軒)
瓔珞が紫禁城を離れている間に乾隆帝が夢中になっていた妃が順嬪。あまりに美しいので沉璧という名を与えられた。瓔珞にも親し気に近づくが、果たして敵か?友か?
演じているのは…張嘉倪(チャン・ジアニー)
『又見一帘幽梦』のオーディション番組で優勝し、主演します(なんと!姉役は皇后の秦嵐)。『岳飛伝』『傾城の雪』《新侠客行》『宮パレス2』等、出演作品はたくさん!《花開半夏》では李沁と共演しています。『2度目のロマンス』では張鈞甯(海蘭役の)と共演。
プライベートでは2014に一般男性と結婚。現在、2児のお母さんでもあります。お子さんがいるようには見えない若々しさですね。
如懿伝 〜紫禁城に散る宿命の王妃〜
寒香見(承乾宮→宝月楼)
政略結婚で後宮に入った寒部の美女。故郷に恋人がいたので寵愛されても表情一つ変えず、乾隆帝は余計に恋心を募らせる。如懿との関係は…?
演じているのは…李沁(リー・チン)
元々は昆曲の役者として将来を嘱望されていたのですが、李少紅監督に見いだされ『紅楼夢』の薛宝釵の子役としてデビューしました。『楚嬌伝』《花開半夏》《錦秀南歌》『狼殿下』『慶余年』などで重要な役柄を演じる人気俳優です。 『慶余年』第二季も撮影が始まりました。民国時代のスパイ物《長風破浪》では王一博さんと共演します。
プライベートでは『狼殿下』『慶余年』 で共演した肖戦(シャオジャン)さんと火鍋デートをしたのでは?と噂になりました。しかし、肖戦さんの事務所がすぐに否定。人気の2人だけに気になりますね。
慶恭皇貴妃(陸氏)
瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜
陆晚晚(永寿宮)
控えめで知的な女性。妃嬪の争いから一歩身を引いている。瓔珞の計で乾隆帝の目に留まることに…。
演じているのは…李若寧
『明蘭~才媛の春~』の魏行首、ステキでしたよね。『オリジナル・シン~原生之罪』≫≪奋进的旋律≫などに出演しています。たおやかな美貌がすてきです。
如懿伝 〜紫禁城に散る宿命の王妃〜
陸沐萍(景陽宮)
皇太后の推挙で後宮入りするが、玫嬪のせいで不妊になってしまい、皇太后からも見捨てられてしまう。そこで、派閥に加わっていくことに…。
演じているのは…于子洋
『如懿伝』がドラマデビューの作品です。≪唐砖≫≪暮白首≫にも出演している若手俳優で、趙麗穎さん主演の《幸福到万家》にも出演しています。
婉貴妃(陳氏)
瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜
婉貴人(永寿宮)
いろいろ編(中盤以降の妃嬪)にいれてしまったが、実は後宮歴の長い婉貴妃。本当は古株編にいれるべき存在。寵愛はされていなかったが、長年乾隆帝につくしたので最終的には貴妃の位についた。
演じているのは…王欣慧
ドラマの中でも印象が薄かった婉貴人。王欣慧さんについて調べてみましたが、『瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜』の出演だけでした。デビュー作品なのかもしれませんね。世界的な大ヒットドラマになりラッキーですね。
如懿伝 〜紫禁城に散る宿命の王妃〜
陳婉茵(鐘粋宮)
寵愛されていないけど、乾隆帝の絵を毎日描いて思い続けるおとなしい妃。如懿との関係は良好だが、お人好しゆえに悪だくみに利用されてしまうことも…。
演じているのは…曹曦文
《野鸭子》≪五星大饭店≫《香港姐妹》《中国式相亲》《秋来秋去》等、たくさんのドラマで主演している中国では有名な俳優です。『孤城閉』にも宮中で舞を教える賈教練として出演しています。
U-NEXTではその他の妃嬪たちが主演・出演するドラマも配信されています。最新の配信状況は上記サイトにてご確認ください。
登場人物・キャスト比較②いろいろ編◇まとめ
令妃を演じる瓔珞<エイラク>の呉謹言さんと如懿伝の李純さんはどちらもバレリーナだったことに驚きました。中国の俳優さんは美しい人が多いですね。
目立たない存在の陸氏と陳氏にも、それぞれ物語を動かすきっかけを与えらえていましたね。
この2作品を見て「後宮って普通に過ごしていたら、簡単に押しつぶされるんだろうな」と思いました^^ コワイコワイ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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登場人物・キャストの比較は③番外編、④男性編へと続きます。よかったら読んでください。
舒妃役の李春嬡さんが出演する『君、花海棠の紅にあらず』の視聴方法はこちらをご覧ください。
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