久しぶりに『如懿伝』を見ています。
毎回、見るたびに発見があるドラマです。陰謀に次ぐ陰謀。真犯人がわかっているだけに、表情やしぐさにも伏線があって、本当におもしろい!
登場人物に飽き足らず、とうとう効果音まで気になってしまった~(どんだけ好きやねん!)
それは、鳥の鳴き声です。
「じゅーぅぃっ~ じゅーぅぃっ」という鳥の鳴き声。心当たりありませんか?
どの場面で登場している?
如懿が冷宮に入るまでの前半部分で、結構な頻度で鳴いています。
よく鳴いているので具体的には書きませんが、建物のみが映っている場面転換のようなシーンで鳴くことが多いです。鳥の姿は映りません。
どんな鳴き声?
Suntoryの日本の鳥百科というサイトで音声を聞くことができます。
サイト内の 鳴き声?地鳴き という表示をクリックすると、『如懿伝』の効果音でおなじみの鳴き声を聞くことができます。
Suntory 日本の鳥百科 オナガ
で検索してみてください。
このSuntoryの日本の鳥百科は、鳥の大きさや見かけた場所、色合い等で鳥さんを探してくれる頼りがいのあるサイトです。
鳥の名は?姿は?
なぜ鳥の鳴き声が気になったかというと、近所で聞いたことのある鳴き声だったからです。
次に引用しているSuntoryの日本の鳥百科にもあるように、中部地方以北に住む鳥と知っていたので、日本より西の中国で鳴いているのは変だな、と思いました。

テキトーに選んだんじゃない?

あんなに完成度の高いドラマだから、効果音もこだわっているはず!
不思議に思い、調べてみました。
オナガ:灰喜鹊 huī xǐ què
日本ではオナガ、中国では灰喜鹊 huī xǐ què と呼ばれている鳥が、あの鳴き声の正体でした。
全長37cm。黒い帽子をかぶっていて、翼は短かく幅広で、尾は長い鳥です。黒とブルーグレイの姿をひらひらさせて水平に飛ぶさまはエレガントですが、カラスの仲間。となると当然、鳴き声は、この姿でこんな声で鳴くとは信じられない、という人がいるほど。オナガは中部地方より北の、本州だけにいます。従って、関西のバード・ウォッチャーにとっては、是非お目にかかりたい鳥の1つです。尾が長いのでオナガと呼ばれています。
引用:日本の鳥百科 サントリーの愛鳥活動 https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1401.html
よくテレビドラマで京都の話題の背景にオナガが鳴いている場面がありますが、自然ではありえない状況です。農耕地に点在する屋敷林、果樹園、住宅地など人の生活の近くにすんでいて、本当の自然林にはすんでいません。17・8羽から35羽ほどまでの群をつくり、それ以上になると群が分れていくようです。
姿はとても可愛い!
声はお世辞にも「可愛い」とは言えないオナガですが、姿はとてもキュートです。
飛んでいる姿を見ると、青い鳥を見たかのようにウキウキします。

ブルーグレーの羽と尾は遠目にみると水色で、とても綺麗な鳥さんです。
写真のように近くに来てくれることは皆無です。
「じゅーぅぃっ~ じゅーぅぃっ」という鳴き声が聞こえたら、電線の高いところを探すと尾の長い鳥がとまっている姿を確認。しばらく待っていれば、水色の羽根でパタパタ飛んでいく姿を見ることができます。
如懿が見たであろう鳥と同じ種類の鳥を見ていたとは…
勝手に感動(>_<)
中国ではどんな存在?
百度百科で灰喜鹊を調べると、
虫を食べるので、中国で有名な益鳥である
と書かれていました。
古来より「吉祥之鳥」でもあるそうです。

縁起の良い鳥なんだね!
まとめ
如懿伝で姿を見せず頻繁に鳴いていた鳥は
オナガ(中国名:灰喜鹊 huī xǐ què)でした。
こんなに可愛い姿なのですから、画面に登場してもよさそうですよね。
故宮で見ることができる鳥、北京でよくみられる鳥…と中国のネットで紹介されていますので、今でも故宮の空を飛んでいるみたいです。
今度、北京に行ったら探してみたいな~と思っています!
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