高士奇
陳潢の義兄弟であり,一躍、康熙帝の側近となったキレ者。
ある意味、重臣その3。
才気あふれる若さが眩しかったのに、重用され続けるためのプレッシャーが高士奇を変えていく…その様が陳潢の生き方と対比となっています。それでも、義兄弟に絆を一番大切にしていたのは高士奇だったのかもしれません。事あるごとに、徐乾学と陳潢が不利にならぬように策をめぐらせます。

演じているのは、ルー・スーユー 陸思宇
初めて見る俳優と思っていたら、何回も見ていました。ええ、何回も。
『三国志〜軍師連盟〜』の汲布哥哥です!
役によって、こんなに変わるんですね。

司馬懿の妻・張春華を陰で支える、武芸の達人だよ
汲布哥哥の一途な演技と異なり、高士奇はへつらったり、威張ったり…陸思宇さんのいろいろな面が満載。私はさらに好きになってしまいました。
徐乾学
陳潢の義兄弟。高士奇と3人で科挙を受験し、その際に義兄弟の契りを交わします。
“探花” という上位の成績で合格するものの、長いものに巻かれる性格のため不本意な役人生活を送っている。

演じているのは、ジャオ・チー 趙麒
ドラマ《温暖》《她很漂亮》《江河日上》などが有名だそうですが、このドラマで初めて趙麒さんを知りました。
于振甲
毎晩みずからの行いを白黒の石で評価するという謎の反省会をしている生真面目な性格の役人です。
善人ですが、短期の評価に重きをおく傾向があり、長期を見据える治水チームとの折り合いが悪いです。民を思う気持ちは治水チームと同じくらい熱い!

演じているのは、スー・クー 蘇可
『大明皇妃』の于謙で、日本でも知名度があがった俳優です。
于振甲の母を『大明皇妃』の胡尚儀・師悦玲さんが演じています。支配的な母親で「于振甲の承認欲求が強いのはアンタのせーだよ」と言いたくなる感じ。
于振甲は「(清廉な役人という)己の名声」と「真に民のためになる政治」のはざまで揺れ続け、その揺れが治水チームとぶつかると黄河が大氾濫をおこすというトリックスター的存在。後にふりかえると「大きな間違い」であった政策も、民を思う于振甲が選択すると、なにやら複雑な気持ちになります。悪い人じゃないんだけどな…。
まとめ◇個人的な感想
黄河の治水のドラマと思って見ると、少し違和感を感じます。しいて言えば、治水以外の国内問題のエピソードに時間をかけ過ぎな気がしなくもない。「呉三桂?台湾?それより黄河はどーなってんだよ!」と、思うこと数回。一大国家プロジェクトゆえ、莫大な予算が必要。治水事業と同時進行していた政策を描かずして、予算獲得における靳輔と陳潢の苦労は伝わってこない、ということなのでしょうかね?
原題《天下長河》を邦題『康熙帝~大河を統べる王~』にしたのは名訳だと思います。このドラマは治水だけではなく康熙帝のレガシーの物語。黄河の治水はその1つで「どのような状況下で進められたのか」が描かれているのです。
最終話、康熙帝の河伯廟をチラ見した表情に、あなたは何を感じましたか?
嫉妬
ひとつのことに心血を注ぎ、人々に感謝され崇められている靳輔と陳潢(と思われる像)を見て康熙帝はこう思っていたのではないでしょうか。
おまえたちを支え守った朕は多くのことを同時進行で進めなくてはいけないから、すべての人に感謝される人生にはならないだろう…おまえたちが羨ましいぜチッチッチッ(中国的賞賛の舌打ち)
全40話、内容が濃いので疲れると思いきや、「おかわり!」という感じでどんどん見てしまいました。伏線回収のために3周してます^^; でも飽きなかったです。
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