君、花海棠の紅にあらずを見るたびに「主題歌の最後にうつる建物は何?」と気になってしかたない管理人らーじゃおです。
オープニング曲(片头曲)の最後にうつる窓のたくさんある四角い建物のことです。
エンディングテーマ(片尾曲)でも映っていますよね。
1930年代の北京であんなに目立つ建物。
北京には何度か行ったけれども記憶にはない独特なデザイン。
私と同じ疑問をもっている方がいるのでは?と思い、調べてみました。
場所は北京
北平(北京)が舞台のドラマなので、まず北京の建物を探してみました。
よく似た建物が複数ある
四角い窓がたくさんある歴史的建造物をさがします。
チェックポイントは窓の数(建物の側面部分)
屋根の下:(縦X横)1X4 建物の下層部:3X4 横後方:2X2
![Vecteezy.com](https://lajiaoblog.com/wp-content/uploads/2021/08/8a99894f1d5abf8d906f477515f34580-e1628774014216.jpg)
すぐに見つかると思ったのに
まさかの候補者乱立です。
正陽門箭楼
そっくりな建物がすぐに見つかりました。 正陽門箭楼。
あの窓は敵を攻撃するためだったのですね。
![](https://lajiaoblog.com/wp-content/uploads/2021/10/architecture6-4.jpg)
縦の窓の数はあっています。この写真では側面の窓の数はわかりません。
よって保留とします。
正陽門箭楼の場所を地図で見てみると…。
なんと前門!何度も通ったはずなのに記憶に残っていませんでした。きっと、天安門の方ばかり見ていたのでしょう。
東便門角楼
なぬー!この建物も似ているではありませんか。
東便門角楼といいます。北京明城壁遺跡公園の一角に建っています。
![](https://lajiaoblog.com/wp-content/uploads/2021/10/jiaolou.jpg)
縦の窓の数、合格。
建物が左右対称ならば、横の窓も合格。
気になるのは下2段の窓にひさしがないこと。よって保留とします。
場所はこちら。拡大地図を表示をクリックすると他の角度からの写真もみれます。
徳勝門箭楼
ここにも激似の建物が…。 徳勝門箭楼。
拡大地図を表示をクリックすると写真もみれます。
![Vecteezy.com](https://lajiaoblog.com/wp-content/uploads/2021/08/f24fcb7433bd09b5fb454ac6f72ae588-e1628774486603.jpg)
似た建物がここにもあるとは!
こちらに投稿された写真を確認すると、横後方の窓の数が1個なので、不合格。
オープニング曲の画像を再チェック
引用できる画像が見つからないので自分で描いてみました。
![](https://lajiaoblog.com/wp-content/uploads/2021/10/jianlou6-4s.jpg)
有力候補者の正陽門箭楼と東便門角楼。
どちらが主題歌映像の建物なのか検証してみました。
ひさしと土台部分の特徴的な三日月模様が一致することから、
正陽門箭楼であることがわかりました。
こちらのBrian Pageさんの写真集・Beijing Then and Nowにも
North side of the Qianmen ArrowTower(前門の箭楼の北側)と説明されています。
![Vecteezy.com](https://lajiaoblog.com/wp-content/uploads/2021/08/c0d04c79c0d0d69fbb2c8e90b7198ac0-e1628774886710.jpg)
正解がみつかってよかった~
君、花海棠の紅にあらず◇オープニング映像の建物は正陽門箭楼
正陽門箭楼、東便門角楼、徳勝門箭楼 を調べた結果、
君、花海棠の紅にあらずの主題歌映像の建物は 正陽門箭楼であることがわかりました。
今度、北京に行くときは絶対に夕暮れ時に正陽門箭楼をおとずれたいと思います。
この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。
Brian Pageさんの写真集・Beijing Then and Now
![](https://lajiaoblog.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
こちらの写真集で昔の北京の写真を見ることができます。
君、花海棠の紅にあらずの時代の写真もあり、心惹かれます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント